家中に広がる、オーツ麦とメープルの甘く香ばしい香り。
我が家の台所には、いつも手作りのグラノーラがストックされています。私が夜な夜なオーブンを稼働させてグラノーラを焼くのには、少しだけ特別な理由があります。
以前、息子が交通事故に遭い、当たり前の日常が突然崩れ去ってしまった時期がありました。
緊急手術と入院を経て、自宅での介助の日々。最初の頃は「これからどうなってしまうのだろう」と不安で泣いてばかりいました。日々蓄積されるストレスと張り詰めた気持ちを和らげるように、夜な夜な無心で台所に立ち、狂ったようにお菓子を焼くことで、なんとか心を保っていたのです。
そんな打ちひしがれる私を支えてくれたのは、周りの方々のたくさんの優しさでした。温かいメッセージをもらったり、会いに来てくれたり。本当にどれだけ救われたか分かりません。
その感謝の気持ち、せめてものお返しにと焼いてみたのが「手作りグラノーラ」でした。
それが思いがけず「美味しい!」「また食べたい!」とたくさんの好評をもらって。喜んでもらえることが嬉しくて調子に乗って夜な夜な焼いているうちに、心を繋ぎ止めるためだった作業が、少しずつ私自身の「純粋な楽しみ」へと変わっていったのです。
手作りのグラノーラは、私にとってただの朝食ではなく、あの時いただいた温かい気持ちの記憶であり、心を整えてくれる大切な手仕事の一つです。
みなさまの毎日が、穏やかで、香ばしくありますように。
そんなささやかな願いを込めて、今日も私は台所に立ってグラノーラを焼いています。
ついたちグラノーラは、ご注文をいただいてから1つ1つ手作りで焼いてから発送しております。公式LINEよりご注文をお待ちしております🌾🌙

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