本の虫の育て方

知育&教育

本を読むのが好きな子供になって欲しい、と思わない親はいないだろう。

本を読むということは国語力の向上に必要不可欠であり、また国語力というのはいわゆる教科の「国語」のみならず、算数・理科・社会その他全ての分野の勉強、また仕事や研究においても土台となる能力である。また自分以外の人が書いた文章を読むということは、著者の体験や考えを追体験できるという絶好のチャンスであり、もはや本を読まないメリットなどないと言っても過言ではない。

だから親はこぞって子供に本を読んでもらいたいと切に願うわけだが、すんなり本好きに育つとは限らない。まだ字が読めない頃は親が読み聞かせすればいいかもしれないが、自分で文字が読めるようになってから、本を読むように強制することは難しいと言えるだろう。

ここでは我が家が実践し、実際に本の虫に育出ることに成功したメソッドを紹介する。

①英語も数字も教えるな!一にも二にもひらがなから!
おそらくこの記事を読んでいる方というのは、大半がお子さんがいて、なおかつ教育熱心な方であると想像する。教育熱が高ければ高いほど、幼少期からあれこれ可能性を広げようと手を尽くしていることだろう。特に英語の学習は早ければ早いほどいいと、まだ色の識別さえ怪しい頃から、アルファベットを覚えさせようとしている家もある。私はここが1つ目の落とし穴だと思っている。

英語は確かに早くから触れさせた方が耳や発音は良くなることは証明されているが、10歳くらいまでは耳は柔軟に新たな言語を易々と習得できるので、なにも赤ん坊の頃から躍起になって英語のシャワーを浴びせる必要はない。むしろその分のメモリをひらがなやカタカナの習得に充てることで、早い段階で子供は自力で本を読むことが可能になる。読みきかせにももちろんメリットはあるが、自分で本を読めるようになると、移動中や待ち時間など、親が読み聞かせをできないシーンでも、読書ができる。また、自分で文字が読めると、図書館や本屋さんで興味のある本を自分で見て選ぶことができるので、より読書が楽しいものになることは確実である。

もちろん上記は母国語を日本語にする家庭の場合の話なので、私が言いたいのは、外国語や数字を覚えさせるよりも先に、母国語を読めるようにすることが最優先であるということである。

ちなみに息子はひらがなは2歳半、カタカナは3歳で習得した。日々の読み聞かせに加え、お風呂の壁に貼っておくのが効果があったように思うので、まだ文字を習得していないのであればオススメ。

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②常に手の届くところに本の選択肢を
時代は便利になり、移動時間や食事中に子供を退屈させないためにスマホやタブレットで動画を見せるというのはもはや当たり前になってきている。しかし、これはTVを観る子供が増えた時にも言われていたことであるが、流れてくる動画に見入るというのは、完全に受動行為であり、能動性は一切なく、メリットがないとは言えないものの、やはり教育上はデメリットが多いと言わざるを得ない。

我が家は外出する時は必ず荷物に子供用の本を入れておく。それも1冊ではなく、なるべく多く。子供にお出かけ前に持って行く本を選ばせると、なお良い。これを、車や電車の移動時間、レストランで大人の食事が終わるのを待つ間にサッと目の前に差し出す。するとただぼうっと待つよりかは幾分楽しいだろうという心で本を手に取り、そのまま読み始める。もしも読もうとしない場合は親が読んでやってもいい。息子はもうレストランを出る時間になっても本に熱中していて動かない、ということもあるくらいである。

外出中に子供が手持ち無沙汰になる暇がないことはないので、これを習慣化できるだけで、1週間の読書量は圧倒的に増えるだろう。

③親が読書を楽しむべし
子供は、親がしていることを見ていないようで実はよく見ている。そして、親がしていることは自分もやってみたいと思う。つまり、親がスマホばかりみていたりゲームばかりしていたら、自分もスマホを見たいしゲームをしたくなる。なぜなら自分の大好きなお母さん・お父さんが好きなことは自分も好きになりたいからである。

逆に言えば、親が暇さえあれば楽しそうに本を読んでいたり本に没頭している姿を見れば、自分も真似をしたい、と思うものである。あなたが読書が嫌いな場合は、子供と一緒に図書館に行き、読むつもりがなくても10冊くらい、子供用とは別に大人が読む用の本を借りる。そして、それを家のテーブルやソファに積んでおき、いつもなら座ってスマホをする時間に、読むフリをするだけでもいい。ただ、つまらなさそうにしていては逆効果なので、なるべく楽しそうに。

食べるつもりがなくても家のあちらこちらにお菓子が置いてあったらついつまんでしまうのと同じ原理で、家のあちらこちらに本を置いておけば、親も子供もパラっとめくってみたり、意外と熱中するということがよくある。ぜひ試してみてほしい。

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