5年前、仕事のストレスで体調を崩してからというもの、ぷっつりと「普通に眠る」ことができなくなってしまった。
現在は病院で睡眠導入剤を処方してもらっているのだが、厄介なことに「薬を飲んだからといって、毎日すんなり眠れるわけではない」のだ。身体は鉛のように重くて疲れているのに、脳の芯だけが妙に冴えわたっている。目を閉じても思考が止まらず、気づけば時計の針が深夜2時、3時を回っている……あの絶望感は、経験した人にしか分からないと思う。
「どうにかして、自分の力でスイッチを切る方法はないか」
そう思ってこの5年間、巷で話題の快眠グッズやサプリ、入浴剤、アロマなど、良さそうだと思ったものは片っ端から買い漁って試してきた。
今回は、そんな不眠症歴5年の私が試行錯誤の末に行き着いた、「これだけは本当に手放せない」と心から思える安眠の相棒たちを紹介したい。
不眠症歴5年の私がたどり着いた「安眠の神器」4選
眠れない夜に共通しているのは、「無意識のうちに身体がこわばり、神経が高ぶっている(交感神経が優位になっている)」ということだ。
だから私は、ベッドに入る前の段階から「香り」「筋肉の弛緩」「深部体温」の3方向で、強制的に身体をオフモードへ切り替えるようにしている。
① 塗るマグネシウムでこわばりを解く「マグバーム」
眠れない日の自分の身体を触ってみると、首や肩、ふくらはぎがガチガチに緊張していることに気づく。そんな「身体のロック」を物理的にゆるめてくれるのが、100%天然由来成分で作られた経皮吸収タイプのマグネシウムクリーム『マグバーム』だ。
マグネシウムは筋肉の緊張をゆるめ、神経の興奮を鎮めるのに不可欠なミネラルだが、実は皮膚から直接塗って吸収させるのがとても効率がいい。お風呂上がりにこれを首筋や肩、ふくらはぎに塗り込んで軽くマッサージすると、強張っていた筋肉がじんわりとほどけて、身体がベッドに沈み込むような感覚になる。夜中に足がつりやすい(こむら返り)人にも全力でおすすめしたい。
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② 呼吸が一瞬で深くなる「ナリン(nahrin)」のオイル
考え事をしてしまって頭が休まらない夜は、鼻から脳へダイレクトに届く「香り」の力を借りる。いろいろ試した中で一番のお気に入りが、スイスの修道院に伝わる伝統レシピをベースに作られた『ナリン(nahrin)』のアロマオイルだ。
眠れない時は、気づかないうちに呼吸が浅くなっていることが多い。寝る前にこれを手首やデコルテ、首筋にくるくると塗ると、ハーブの絶妙な香りに包まれて、「ふぅーっ」と肺の奥まで自然に深い呼吸ができるようになる。
合成香料のようなわざとらしさが一切なく、張りつめていた神経の糸がプツンと心地よく緩む感覚は、一度使うと病みつきになる。
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③ 寝室を深い森に変える「トドマツの精油」
ラベンダーなどの王道な安眠アロマも良いけれど、「もっと頭を空っぽにして、深い森の奥で眠るような感覚になりたい」という時に行き着いたのが、北海道の『トドマツの精油』だ。
針葉樹ならではの清々しく凛としたウッディな香りには、空気を浄化し、ざわついた心をスッと鎮めてくれる圧倒的なパワーがある。ティッシュやアロマストーンに数滴垂らして枕元に置くだけで、寝室が一瞬にして静かな北海道の針葉樹林に変わる。目を閉じてこの香りを吸い込んでいると、日中のノイズや仕事のストレスが綺麗に洗い流されていくのを実感できるはずだ。
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④ 芯まで温めて眠気を誘う「ツムラのくすり湯 バスハーブ」
人が眠気を感じるのは、「上がった深部体温が、スーッと下がっていく時」だと言われている。つまり、寝る前にお風呂で身体の芯までしっかり温めておくことが、そのまま入眠のスイッチになる。
そのために愛用しているのが、漢方のツムラが出している名品『ツムラのくすり湯 バスハーブ』。有効成分が100%天然の生薬エキス(トウキ、センキュウ、チンピなど)でできており、お湯に入れた瞬間に生薬独特の本格的な香りがバスルームいっぱいに広がる。
おしゃれなバスソルトとは一線を画す「いかにも効きそう」な香りと薬湯感なのだが、これがとにかく凄い。お風呂から上がったあとも手足の先までポカポカが続き、湯冷めせずに布団の中で心地よいまどろみへと誘ってくれる。
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番外編:どうしても頭が冴える日のプラスワン
上の4つが私の「安眠の四天王」だが、他にも日によって使い分けているものが2つある。
- SOOPEE(炭酸ヘッドマッサージスプレー):考えすぎで頭皮がガチガチに固まっている夜に。CBD配合のパチパチ弾ける炭酸泡で頭皮をほぐすと、頭の重だるさが抜けてスッキリ眠りにつきやすくなる。
- NOW Foodsのメラトニン(サプリ):体内時計のリズムが狂ってしまった時のサポートとして、個人輸入(iHerbなど)で常備しているお守り。
おわりに:「眠れない夜」を一人で抱え込まないで
眠れない夜は、「早く寝なきゃ、明日も早いのに」と焦れば焦るほど、余計に目が冴えてしまう。だからこそ、「眠れなくても、いい香りを嗅いで身体をゆるめて横になっているだけで7割くらいは休めているから大丈夫」と自分に言い聞かせるようにしている。
もし今、かつての私と同じように「薬を飲んでもなかなか眠れない」「夜が来るのが少し怖い」と感じている人がいたら、まずは香りをひとつ変えること、身体のこわばりをひとつ解くことから試してみてほしい。
お気に入りの安眠グッズがベッドサイドにあるという安心感だけでも、夜の心強さはきっと変わるはずだから。


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